大坂なおみ、抗議の欠場表明を米ファン続々支持「誇りに思う」「行動に感謝します」
女子テニスの世界ランク10位・大坂なおみ(日清食品)が26日(日本時間27日)、SNSを更新。準決勝に進んでいたウエスタン&サザン・オープンを欠場することを表明したが、米ファンからはこの決断を支持する声が続々と上がっている。
大坂の決断を支持する声が続々
女子テニスの世界ランク10位・大坂なおみ(日清食品)が26日(日本時間27日)、SNSを更新。準決勝に進んでいたウエスタン&サザン・オープンを欠場することを表明したが、米ファンからはこの決断を支持する声が続々と上がっている。
大坂は準決勝進出後、自身のツイッターとインスタグラムを更新。英文で「私はアスリート(という肩書き)以前に、一人の黒人女性です。そしてひとりの黒人女性として、私がテニスをプレーしている姿を見てもらうよりもずっと重要な、直ちに対処する必要のあることが身近に存在しているように感じるのです」と声明を発表し、大会の欠場を表明した。
米ウィスコンシン州ケノーシャでは23日に3人の子どもを連れた29歳の黒人男性ジェイコブ・ブレイクさんが背後から警官の発砲を受け、病院に搬送されたものの下半身麻痺状態に陥った。これを受けて現地では抗議活動が激化している。
抗議の意味を込めた大坂の決断だが、投稿の返信欄には支持する声が続々と集まっている。
「あなたの立場というものを利用して」
「テニス選手として、1人の女性として、私からのすべての尊敬を!」
「その行動に感謝します。目をそらすことなどできません」
「心から誇りに思います」
「立場を表明してくれてありがとう」
「これこそ、あなたに感心してしまう理由です」
「まさにクイーン」
「ファンであることが誇らしい」
「これ以上の悲劇が起きませんように」
などと両SNSを合わせて7000件を超えるコメントが寄せられている。
この大坂の声明後に、大会も一時中断を発表。次週に全米オープンを控える中での決断は大きな反響を呼んでいる。
(THE ANSWER編集部)