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バウアーの“挑発擁護”スパイクが物議 米ファンはMLB非難「しっちゃかめっちゃかだ」

米大リーグ、レッズのトレバー・バウアー投手のスパイクが現地で物議を醸している。7月のアストロズ打者への挑発的行動により、5試合の出場停止が科されたドジャースのジョー・ケリー投手の表情のデザインなどが入った一足を、19日(日本時間20日)のロイヤルズ戦で着用して先発しようとしたという。MLBから警告を受けた実際のスパイクの写真を米メディアが公開すると、「MLBはしっちゃかめっちゃかだ」「コミッショナーを懲戒処分にできない?」などと辛らつなコメントが寄せられている。

レッズのトレバー・バウアー【写真:AP】
レッズのトレバー・バウアー【写真:AP】

バウアーのスパイクを警告したMLBへ米ファンから非難の声が続出

 米大リーグ、レッズのトレバー・バウアー投手のスパイクが現地で物議を醸している。7月のアストロズ打者への挑発的行動により、5試合の出場停止が科されたドジャースのジョー・ケリー投手の表情のデザインなどが入った一足を、19日(日本時間20日)のロイヤルズ戦で着用して先発しようとしたという。MLBから警告を受けた実際のスパイクの写真を米メディアが公開すると、「MLBはしっちゃかめっちゃかだ」「コミッショナーを懲戒処分にできない?」などと辛らつなコメントが寄せられている。

 強烈なメッセージが込められたスパイクだ。左足には下唇を突き出し、アストロズ選手を挑発した際のケリーの表情が詳細に描かれている。右足には赤字で「FREE JOE KELLY(ジョー・ケリーを解放せよ)」とのプリントが入っている。

 米スポーツ専門局「ESPN」は実際のスパイクの写真を公式インスタグラムで公開。文面で「バウアーは、もしもこのカスタムシューズを履けば、退場処分にするとともに、さらなる処分を受けることになるとMLBから通告された」と伝えている。自身のツイッターでこのスパイクを履いて登板することを予告していたが、MLBから警告を受けたようだ。

 デザインされているケリーは、2017年に組織的なサイン盗みを行っていたことが発覚したアストロズに対し、7月28日(同29日)の登板で報復投球や挑発的行動を行い、あわや乱闘というところまで発展させていた。騒動により、ケリーは8試合の出場停止処分が科された。その後、提訴により5試合に軽減されたものの、現在ケリーは故障で戦線離脱中。復帰後から処分の対象となるが、バウアーはケリーを擁護している格好だ。

 これまでもMLBを批判してきたバウアー。「ESPN」の投稿に対し、米ファンからは「これくらいで処分の対象とするMLBは弱すぎる」「史上最高のシューズ」「MLBはしっちゃかめっちゃかだ」「MLBはどんどん脆弱になっていくな」「マンフレッド(コミッショナー)を解任しろ」「選手たちはどんなタイプのシューズも自由に履けるんじゃないの?」「コミッショナーを懲戒処分にできない?」など、MLBに対して批判的な声が殺到している。

 なおバウアーは19日のロイヤルズ戦に別のスパイクで登板。ダブルヘッダーのため7イニング制だったが、7回1安打無失点、9奪三振と完封。今季3勝目を挙げている。

(THE ANSWER編集部)

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