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その足はファンを蹴るためにあるのか… 衝撃の顔面蹴り“試合前退場”に世界が騒然

各国メディア「暴君カントナのよう」、問題行動後は子供たちと仲良く写真撮影?

 前代未聞の事態は世界に衝撃が広がっている。英公共放送BBCは「マルセイユがヨーロッパリーグのヴィトーリア戦で敗戦する前、パトリス・エブラが自分のチームのサポーターの頭にキックして退場」と報じているほか、欧州のみならず、米FOXスポーツも伝えている。

 さらに、英大衆紙「サン」は「レフェリーに退場を命じられる前のパトリス・エブラのマルセイユサポーターへのキック。元マンチェスター・ユナイテッドの名手の暴力的なシーン」、スペイン紙「マルカ」は「エブラが暴君カントナのようにサポーターに蹴りを入れ、追い出されることに」とかつてサポーターにカンフーキックを見舞ったエリック・カントナに例えて表現している。

 ただし、英紙「ミラー」は「パトリス・エブラは自身のサポーターへ空手キックをお見舞いした数分後、子供たちと仲良く写真撮影」と伝え、問題行動の後に子供たちにファンサービスを行っていたという。

 まずもって、選手が激高するまでの言葉の暴力を振るうことはファンであっても褒められたことではない。しかし、それに選手が実際の暴力で応戦することも許されるべきではない。試合は敵地で0-1で敗戦。その結果以上に元フランス代表の一流選手が起こしてしまった“衝撃の顔面キック”の方がインパクトを与え、世界に波紋を広げている。

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