“激レア”始球式が野球カードに 79歳大暴投が5万枚完売で話題「歴史的セラーだ」
23日(日本時間24日)の米大リーグ開幕戦で始球式を務めた79歳が野球カードとなり、24時間で5万枚超が売り切れた。ナショナルズ―ヤンキース戦に登場した米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長を務めるアンソニー・ファウチ氏。大暴投した“激レア”シーンを切り取ったカードが完売したことを、米メディアが画像付きで「歴代屈指のセラーだ」と報じている。
感染症の権威・79歳ファウチ氏が始球式で大暴投、決定的瞬間が野球カードに
23日(日本時間24日)の米大リーグ開幕戦で始球式を務めた79歳が野球カードとなり、24時間で5万枚超が売り切れた。ナショナルズ―ヤンキース戦に登場した米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の所長を務めるアンソニー・ファウチ氏。大暴投した“激レア”シーンを切り取ったカードが完売したことを、米メディアが画像付きで「歴代屈指のセラーだ」と報じている。
開幕戦のまっさらなマウンドに上がったのは小柄な79歳だった。ナショナルズのキャップ、ユニホームに赤いマスクを着用したファウチ氏。振りかぶって投じた1球はホームベースから大きく一塁側にそれ、コロコロと転がる大暴投。捕手役も捕球を諦めたほどだった。新型コロナウイルスの影響で4か月遅れとなった特別な開幕戦。ファウチ氏がボールをリリースした瞬間が野球カードとなった。
画像付きで報じた米放送局「CNN」は「アンソニー・ファウチ医師の野球カードはトップス社の歴史の中でも屈指のベストセラーとなった」と報道。「『トップス・ナウ』史上のベストセラーとなった。『トップス・ナウ』とは同社が販売している限定カードのことである」と説明している。
記事によると、ネット上の24時間限定販売で5万1500枚が完売したという。米国の感染症対策を長きに渡り牽引した感染症の権威で、コロナ禍にあっても率直な物言いにより、米国で多くのファンを獲得しているファウチ氏。“時の人”について、記事ではこう説明している。
「長年ナショナルズのファンであったファウチ氏が球を投じる瞬間をカメラマンが撮影した1枚である。この79歳の投球に対して、カード裏面の説明文は『プレートへの大奮闘』と記している」
米紙「USAトゥデー」によると、ファウチ氏のカードは9.99ドル(約1050円)だったという。レアな限定品に多くの米ファンが手を伸ばしたようだ。
(THE ANSWER編集部)