怒っても感染予防忘れない 球審VS監督、“コロナ仕様の抗議”に脚光「面白い光景だ」
新型コロナウイルスの影響により4か月遅れで開幕した米大リーグで、コロナ禍ならではの光景が見られた。パイレーツの監督が26日(日本時間27日)のカージナルス戦で控え投手の退場判定に猛抗議。ベンチを飛び出して球審に詰め寄る実際の様子の動画を米メディアなどが公開し、「いがみ合いは新型コロナ仕様」「かなり面白い光景だ」とつづっている。
再生220万超の抗議シーンに脚光、退場理由は控え投手の行動
新型コロナウイルスの影響により4か月遅れで開幕した米大リーグで、コロナ禍ならではの光景が見られた。パイレーツの監督が26日(日本時間27日)のカージナルス戦で控え投手の退場判定に猛抗議。ベンチを飛び出して球審に詰め寄る実際の様子の動画を米メディアなどが公開し、「いがみ合いは新型コロナ仕様」「かなり面白い光景だ」とつづっている。
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感染予防を意識しているようだ。0-0の3回1死走者なし、守るパイレーツの三塁ベンチを向いた球審が右腕を回して退場をコール。すると背番号17のデレク・シェルトン監督がベンチを飛び出した。眉間にしわを寄せた球審もゆっくりと歩み寄る。一触即発か……。と思いきや、球審はポケットから取り出したマスクを装着。指揮官も1メートルほどまで近づいたが、球審が1歩近づくと後ずさり。社会的距離を意識しているかのように抗議を続けた。
身振り手振りで訴える指揮官。口を動かすと覆っていた布が首元にズレ落ちたが、途中で装着し直すなど徹底しているようだ。実際の動画を米放送局「FOXスポーツ」のMLB公式ツイッターなどが公開。再生回数は220万回を超えている。
米メディア「TMZスポーツ」はこのシーンに注目。「投手を退場させられた監督がマスクをして審判に詰め寄る」と記事を掲載し「2020年のMLBで初めての『退場だ!』がセントルイスで出た。そして監督と審判のいがみ合いは新型コロナ仕様の面白いものとなった」とつづっている。さらに退場宣告への経緯を説明した。
「日曜のカージナルス戦で、パイレーツ投手のデレク・ホランドがスタンドに座っていたことを理由に、球審のジョーダン・ベイカーはホランドに退場を言い渡した。それに怒ったデレク・シェルトン監督は球審に抗議をするために駆け寄った」