ウェルター級大器オルティスが7回TKO勝ち、「DAZN USA」のリングサイド映像に反響

　ボクシングのWBAウェルター級12回戦でゴールド王者バージル・オルティス（米国）がサムエル・バルガス（コロンビア）を7回終了TKOで破り、デビューから16戦連続KOで通算成績を16戦16勝とした。この日から興行が再開されたカリフォルニアで無観客開催。メインカードながら強烈なパンチ音が響く一戦となった。実際の様子を米メディアが動画付きで紹介すると、「背筋が凍りそうだ」「破壊的な力強さ」と話題を集めている。

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「ドスッ」「ドスッ」。相手を捉える鈍いパンチ音が会場に何度も響いた。22歳のオルティスは終始優位に展開し、キャリア38戦と経験で上回る31歳のバルガスを圧倒。7回に猛ラッシュを仕掛けると、このラウンド終了後にレフェリーが試合を止めた。無観客の会場だったが、文句なしのオルティスの圧勝劇だった。

「DAZN USA」公式インスタグラムは「無観客の中で響くバージル・オルティス・ジュニアのパンチ音」と題し、オルティスのラッシュを動画付きで公開。メインカードながら観客がいないため、リングサイドから撮られた映像には選手の息遣いとパンチ音が臨場感たっぷりに収められている。

　目の当たりにした米ファンからは「ボクシング界の未来」「誰もバージルと戦いたくない理由が分かるよ」「カメラアングルも良いよね」「背筋が凍りそうだ」「未来のゴールデンボーイ・プロモーションズの顔」「デカいことを成し遂げる途上だ」「破壊的な力強さ」などとコメントが集まり、ファンを盛り上げていた。

　オルティスは16年にプロデビューして以来、無傷の16連勝。しかも、すべてKO勝ちだ。昨年度は権威ある米専門誌「ザ・リング」の「プロスペクト・オブ・ザ・イヤー」に選ばれている。そのパンチ力でウェルターの世界王者のベルトを巻く日は来るのか。