6歳の“世界王者”が誕生 WBCがベルト贈呈、海外絶賛「少年よ、ヒーローだ」
世界ボクシング評議会(WBC)は6歳の少年を“世界チャンピオン”に認定した。海外メディアも注目が集まっているが、その理由とは?
妹を助けた6歳少年にWBCがベルト贈呈
世界ボクシング評議会(WBC)は6歳の少年を“世界チャンピオン”に認定した。海外メディアも注目が集まっているが、その理由とは?
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ベルトを手にするにふさわしい。黒のTシャツ姿のあどけない少年は、左ほおを腫らしながらも、笑顔を浮かべている。手にしているのはWBCの緑のチャンピオンベルトだ。小さな体とはアンバランスな立派なベルトを誇らしげに掲げている。
少年はなぜベルトを手にしているのか。米メディア「TSNスポーツ」が運営する、スポーツとポップカルチャーを報じるメディア「バーダウン」が事の一部始終を報じている。
「ブリッジャー“地球上で最も勇敢な男”ウォーカーが新たなWBC世界チャンピオン」との見出しで伝えられた記事によると、6歳のブリッジャー・ウォーカー君は、ジャーマンシェパードに襲われそうになった4歳の妹を救ったのだという。
「妹をとてつもない勇気で救ったブリッジャー・ウォーカーに勲章が与えられた」「ブリッジャーは4歳の妹に襲いかかろうとしたジャーマンシェパードに命がけで飛びついた」と記事では伝えている。
ジャーマンシェパードに飛びついた結果、ブリッジャー君は2時間に渡る手術を受け、90針以上も縫うことになったという。
だがその勇敢な姿勢に敬意を表し、WBCはチャンピオンに認定。ベルトを贈呈した。記事では「ブリッジャーは、あらゆるところで称えられ、今度は最も新しいワールドボクシングチャンピオンと発表された。“地球上で最も勇敢な男”のニックネームも手に入れた」と伝えている。