あの“8秒遅れのPK弾”の笑撃が世界に拡大 各国特集「これ以上に滑稽なPKある?」
浮かび上がった新事実、19-19で起きた珍事…撮影者がその後に見たGKの姿とは?
記事によると、試合は国内カップ戦準決勝、バンコク・スポーツ・クラブとサトリ・アーントーンの一戦で2-2で突入したPK戦だった。そして、なんと19-19で迎えた場面だったといい、しかも蹴ったのもGK。結果的に決めたのはバンコク・スポーツ・クラブで、勘違いで決められたのはサトリ・アーントーンだった。
見出しは「衝撃的な動画が映しているのは、マラソンのようなPKを決した信じられないようなバックスピンがゴールキーパーを愚か者にしてしまった一部始終だ」。早とちりしてしまったGKについては「究極の恥さらしに遭った」などと報じ、さらに実際に撮影した男性にインタビューしている。
「シュートが外れた瞬間、相手チームは敗北に崩れ、誰もが試合の終結を確信し、サポーターは元気づける声援を送っていた」「奇妙なんてものじゃなかった。だけど、あの喜んでいたGKはかなりアホらしく見えてしまったね」と話し、GKは大泣きしていたように見えたという。
直後、サトリ・アーントーンのキッカーはPKを外し、手にしかけた決勝進出を逃したという。なんという悲劇的な結末だろうか。権威ある英公共放送BBCは「万が一、PKを外してしまったとしよう。誰かこれ以上に滑稽なPKを見たことがあるかい?」、米ESPN「スポーツセンター」は「もう二度と早く祝ったりなんかしない」と公式ツイッターで紹介するなど、反響は広がり続けている。
一瞬にして決着するPK。Jリーグ、日本代表でも当然、多くある。最後までボールを見なければいけないという基本の大切さを世界のサッカーファンも改めて理解したことだろう。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer