万全の感染予防? コロナ禍米国の“珍トレーニングジム”が話題「新たなトレンドだ」
東京五輪が1年延期となった中、米国では新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛が徐々に緩和され、カリフォルニア州の多くの郡では、トレーニングジムなどのフィットネス関連施設の営業再開にも許可が出された。そんな中、DIYで“囲い”を製作して営業再開したジムが話題だ。米メディアが画像付きで伝えている。
利用客の隔離に透明なシャワーカーテンを使用
東京五輪が1年延期となった中、米国では新型コロナウイルス感染拡大の影響による外出自粛が徐々に緩和され、カリフォルニア州の多くの郡では、トレーニングジムなどのフィットネス関連施設の営業再開にも許可が出された。そんな中、DIYで“囲い”を製作して営業再開したジムが話題だ。米メディアが画像付きで伝えている。
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これが新型コロナ時代のフィットネスの形か。米地元紙「ニューヨーク・ポスト」公式ツイッターが公開した画像では、ベンチとダンベル、ヨガマットなどがそれぞれ設置してあるようだ。中ではビニール製のカーテンの方を向いて、黙々とトレーニングしている人たちがいる。部屋が個別に分かれており、ちょっと奇妙な光景かもしれない。
ロサンゼルスの地元放送局「KTLA」は、「レドンド・ビーチのジムが、利用者が中で運動するための“囲い”とともに営業再開」と題した記事を掲載。15日(日本時間16日)に営業再開した地元のジム「インスパイア・サウスベイ・フィットネス」を特集した。記事によると、ジムのオーナーであるピート・サプシン氏は、透明のシャワーカーテンとパイプを使った「コ」の字型の囲いをDIYで3日間かけて製作したという。
各面の高さと横幅がともに2メートルほどありそうな囲いが9つあり、一度に9人の客が利用可能だ。「厳しい時期だったし、営業再開できるか定かではなかった。しかし、手頃な解決策を思いつき、我々の顧客にとってより安全で健康に営業再開できる」と語ったサプシン氏。新型コロナ前と比べると、利用客の収容上限は半分ほどに減ってしまう計算だという。
米紙「USAトゥデー」のスポーツ専門サイト「フォー・ザ・ウィン」も「ワークアウト用の囲いは、ジムに行くことを固く決心した人たちにとっての新たなトレンド」と特集している。カリフォルニア州公衆保健局のガイドラインには、利用客を減らすこと、各々が6フィート(約2メートル)の距離を保つこと、手の消毒とエクササイズ用具の消毒を徹底することなどが明記されている。サウナや風呂などは、依然として再開の許可は出ていない。
(THE ANSWER編集部)