井上&カシメロ戦遠のく WBO1位の刺客グレアはまさかの完敗、ベルト戦線から後退
ボクシングのWBO世界バンタム級1位ジョシュア・グレア(米国)が16日(日本時間17日)、米興行大手・トップランク社の興行に登場。バンタム級戦線の“刺客”として注目を集めていた新鋭だったが、マイク・プラニア(フィリピン)に2度のダウンを奪われ、まさかの判定負けを喫した。
23歳のフィリピン人プラニアを相手に2度ダウン喫する
ボクシングのWBO世界バンタム級1位ジョシュア・グレア(米国)が16日(日本時間17日)、米興行大手・トップランク社の興行に登場。バンタム級戦線の“刺客”として注目を集めていた新鋭だったが、マイク・プラニア(フィリピン)に2度のダウンを奪われ、まさかの判定負けを喫した。
ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)がベルトを持つ、WBO1位のファイターとして注目を浴びていたグレア。WBA世界スーパーバンタム級10位の相手に勝って世界挑戦に弾みをつけたい一戦だったが、第1ラウンド1分過ぎにプラニアの左フックを被弾し、いきなりダウン。第6ラウンドにも2度目のダウンを奪われた。
ポイントで劣勢になったグレアは手数を増やして反撃に出るが決め手を欠いた。判定の末、0-2で敗れた。
グレアはこれまで、井上尚弥やカシメロ戦を熱望。この試合の前にも「カシメロはベガスにいる。今、ヤツはイノウエを待っている。この世界がどう動いていくのか、わからない。だが、ただ待っていることに、意味はないだろう。この試合後、すぐにオレとカシメロはタイトルをかけて戦うべきだ」と豪語するなど、世界挑戦を視野に入れていた。しかしベルト戦線から後退する手痛い敗戦となった。
下馬評を覆した23歳のプラニアは9連勝となった。
(THE ANSWER編集部)