福岡堅樹、東京五輪断念を表明「自分の中で後悔しない人生を」 来季のTL参戦には意欲
昨秋の15人制ラグビーワールドカップ(W杯)で活躍した福岡堅樹(パナソニック)が14日、オンラインで記者会見を行い、東京五輪を目指す7人制日本代表からの引退を表明。夢である医師への道を優先することを決断した。日本ラグビー協会は前日(13日)、7人制日本代表のトレーニングスコッドから離脱したと発表していた。
オンラインで会見
昨秋の15人制ラグビーワールドカップ(W杯)で活躍した福岡堅樹(パナソニック)が14日、オンラインで記者会見を行い、東京五輪を目指す7人制日本代表からの引退を表明。夢である医師への道を優先することを決断した。日本ラグビー協会は前日(13日)、7人制日本代表のトレーニングスコッドから離脱したと発表していた。
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文武両道のラガーマンが重大な決断を下した。スーツ姿でカメラの前に登場した福岡は会見の冒頭で「7人制からの引退を表明します。応援していただいたファン、サポートしていただいたチーム、関係者の皆様には申し訳ないという思いです」と表明した。
福岡は2020年夏に予定されていた東京五輪後に医学の道に進むことを明言した中、2月末から東京・北区のナショナルトレーニングセンターで行われた同代表の合宿に参加。3月末に東京五輪の1年延期が決まっていた。
決断の理由については「自分の中で後悔をしない人生をいきたいと思うからです。アスリートとしてこの道に挑戦すると決めた時から、引退のタイミングは考えていました。その中で東京五輪の延期がささやかれはじめたときからどうするかは考えていました」と明かした。
続けて「大きな決断をした時にはどの選択が一番後悔しないか考えていました。今回もそれが一番大きく影響していて、この選択が一番すっきりと受け入れられることができました」と語った。
東京五輪は断念するが、15人制ではプレーを続けるつもりだ。「ラグビー選手としての引退というわけではありません。来季はパナソニックの一員としてプレーできるように前向きに考えています」と来季のトップリーグ出場には意欲をみせた。
(THE ANSWER編集部)