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世界2位フクヒロが新天地で再始動 福島「いいチャンス」廣田「メダル獲得目標に」

バドミントン女子ダブルスのフクヒロこと福島由紀・廣田彩花のペアが4日、オンライン会見で新設チーム「丸杉Bluvic(ブルビック)」に移籍することが発表された。

ダイハツヨネックスジャパンオープン2019でのフクヒロペア【写真:Getty Images】
ダイハツヨネックスジャパンオープン2019でのフクヒロペア【写真:Getty Images】

前所属先の経営難を受け計16名が新チーム移籍

 バドミントン女子ダブルスのフクヒロこと福島由紀・廣田彩花のペアが4日、オンライン会見で新設チーム「丸杉Bluvic(ブルビック)」に移籍することが発表された。

 YouTubeにアップロードされた会見には福島、廣田のほか、岐阜県バドミントン協会会長で丸杉の杉山忠国社長と、進行役としてラグビー元日本代表の山田章仁(NTTコム)が参加。杉山社長によると、前所属のアメリカンベイプ岐阜が経営難となり、4月下旬に今井彰宏監督らから「何とかしてほしい」と打診があったという。

 同チームには世界ランク2位のフクヒロペアを含む選手、監督ら計16名が移籍。新天地での再スタートに福島は「東京五輪が延期になり、モチベーションの維持に悩んだこともあるが、丸杉への入社をいいチャンスととらえて頑張っていきたい」とコメント。廣田も「東京五輪まで約1年。来年開催されるかという不安もあるけれど、丸杉という新しい環境の中でメダル獲得を目標に頑張っていきたい」と意気込んだ。

 今年3月の全英オープンでは初優勝。東京五輪出場の最有力候補となっている。1年延期となった大舞台に向けて福島は「開催されるというのが、本当に願っているところ。コートに立った時は、楽しんで2人で力を発揮したいというのはあるし、ワクワクする気持ちの方が大きいので、楽しんでやっていけたらいいなと思う」と話した。

 廣田は「2人の目標としては金メダルというのがある。五輪でプレーしているイメージはまだ湧かないが、2人で楽しんでいるプレーを見てもらいたいなという気持ち」と話した。

 丸杉は岐阜市内に本社を置き、鋼材の販売などを手掛けている。杉山社長は「バドミントンを通して新型コロナウイルス感染の不安や、経済低迷に負けず、日本の中心地である岐阜から、日本全国、そして世界へ選手たちとともに元気を届けていけたらと思う」とコメントした。

(THE ANSWER編集部)


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