米放送局がジーターになぞらえて報道「彼は日本のデレク・ジーターと呼ばれている」

　プロ野球・巨人は3日、坂本勇人内野手と大城卓三捕手が新型コロナウイルスのPCR検査を受け、陽性反応が出たことを発表した。6月19日に開幕が決定し、2日に練習試合を再開したばかりだったが、3日の西武との練習試合は中止に。米国では「日本のジーター」が感染したと報じている。

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　巨人の2選手に新型コロナ感染者が出たことは米国でも注目されている。米放送局「NBCスポーツ」は「日本の野球MVP、ハヤト・サカモトがコロナ陽性反応」の見出しで記事を掲載。練習試合中止までの経緯をつづり、坂本についてこう紹介している。

「サカモトはセントラル・リーグの昨季MVP。彼は日本のデレク・ジーターと呼ばれている。ヤンキースの偉大な選手と同じポジションを守り、日本シリーズで最多となる22度の優勝を果たし、（ヤンキースと）同じような価値を持つジャイアンツで経験豊富なキャプテンを務めている」

　ヤンキースで活躍したジーター氏になぞらえて紹介した。来年の五輪でMLBがメジャーリーガーの参加を許可しないことが予想されていることから、大谷翔平、田中将大の不参加の可能性に言及。坂本がWBCに出場した経歴なども付け加え、五輪では日本の「MLBに移籍していない最も有名な現役選手」になるとしている。

　同局のニック・ザッカルディ記者は自身のツイッターでこの記事を引用し「日本のデレク・ジーター。この数か月、日本のメディアから聞いたところによると、彼は日本で、最も認知度の高い五輪アスリート5人に名を連ねる」とつづっている。