[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

【名珍場面特別編】小平奈緒、涙の韓国ライバルとの抱擁に感動の輪「素晴らしい光景だ」

新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しを見せ、緊急事態宣言も全面解除された。それでも、多くのスポーツイベントが再開するまで、しばらく時間がかかる。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は18年平昌五輪でスピードスケート小平奈緒(相沢病院)がライバル選手と交わした抱擁だ。

イ・サンファと小平奈緒(右)【写真:Getty Images】
イ・サンファと小平奈緒(右)【写真:Getty Images】

スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―平昌五輪で話題となった感動シーン

 新型コロナウイルスの感染拡大は収束の兆しを見せ、緊急事態宣言も全面解除された。それでも、多くのスポーツイベントが再開するまで、しばらく時間がかかる。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は18年平昌五輪でスピードスケート小平奈緒(相沢病院)がライバル選手と交わした抱擁だ。

 スポーツファンに今なお、刻まれる感動のスポーツマンシップだ。女子500メートル、本拠地のファンの声援を受け、3連覇を目指した“氷速女帝”イ・サンファは死力を振り絞り、500メートルを駆け抜けたが、直前に小平がマークしていた五輪新記録36秒94にわずか「0.39」届かず、快挙を逃した。ショックを隠し切れない女王の目から涙がこぼれ落ちた。

 すると、そんなイ・サンファに寄り添ったのは小平だった。涙に暮れるイ・サンファを抱きしめ、何度も何度も言葉をかけた。競い合った者同士が交わした抱擁は、日本のみならず、開催国・韓国でも注目の的に。試合後、ツイッター上では韓国のファンから「こんな日本人たちがいたらいいのに」「小平選手とても好感が持てる」「両方ともすごくかっこよかった」と反響を呼んだ。

 韓国メディアも「“2人のチャンピオンが作った美しい光景”…世界が注目した写真の一枚」などと特集。イ・サンファは一夜明け、「昨年から銀メダルで始まって銀メダルで終わった。銀メダルを獲ったら罪人になった気分がした」と重圧があったことを打ち明け、小平との抱擁については「それぞれ時間があったが、全てが終わったのでお祝いのやりとりをしたと思う」と語った。

 海外メディアも多く取り上げたほか、2010年バンクーバー五輪のスピードスケート男子1500メートルで金メダルを獲得し、オランダテレビ局「NOS」で解説者を務める同国の英雄、マルク・タイテルト氏もツイッターで「素晴らしい光景だった。ライバル関係がお互いのベストを引き出す。そして、2人には深いリスペクトが存在する」と称賛するなど、大会の名場面となった。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集