名手カーメロが学生32名に奨学金支給 “恵まれなかった”男が模範になれたワケ
米プロバスケットボール(NBA)・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーは、ジョーダン・ブランドを通じて32名の学生へ奨学金を支給することが27日(日本時間28日)、発表された。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」に対して、教育の重要性やロールモデルの存在価値について語り、自身の目標とする姿も告白した。
ジョーダン・ブランドとともに32名の学生へ奨学金を支給
米プロバスケットボール(NBA)・トレイルブレイザーズのカーメロ・アンソニーは、ジョーダン・ブランドを通じて32名の学生へ奨学金を支給することが27日(日本時間28日)、発表された。米スポーツ専門局「CBSスポーツ」に対して、教育の重要性やロールモデルの存在価値について語り、自身の目標とする姿も告白した。
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「カーメロ・アンソニーが32名の学生に奨学金支給を発表し、自身が持ち得なかったロール・モデルという存在になる道を進む」と題した記事の中で、アンソニーは若者にとって模範となる人物の存在がいかに重要か、自身の経験を交えながら語った。
「我々のコミュニティにはそれが欠けていた」。このようにアンソニーが語ったものは「ロール・モデル」という存在だ。
「模範とする人物は誰だったか。自分がそうだったように、模範とする男性の存在がいなかった子どもたちにとって、誰がそうした存在だったのか。“隔離”されているから、誰が情報を得るための正しい人物なのか探すんだ。そして、そうした環境下で生活するだけで、緊張状態にある。人を信頼するのは難しいんだ。だからその信頼を見つけたとき、その意味は大きい」
メリーランド州のボルチモアで育ったアンソニー。麻薬組織の台頭などもあり、治安のあまり良くないことでも知られる街で、幼いころに父親を癌で亡くし、母親に育てられた自身にとってロール・モデルは、欲しくても得られなかった存在だったようだ。