イチロー、輝かしいキャリアの裏に苦い過去 「救ってくれた」存在とは
チームの低迷の中で孤軍奮闘したイチロー
マリナーズはイチローがオリックスから移籍した2001年にプレーオフに進出。しかしそれ以降低迷し、08年と11年にはシーズン100敗という屈辱を味わった。一方、イチローはその状況下で孤軍奮闘し、10年連続で年間200本安打とゴールドグラブ賞受賞、オールスター出場を果たした。
そんな安打製造機に対する妬みや僻みはチームの中に少なからずあったようだ。その状況に立ち上がったのが上記の3選手だったという。
イチローはその後、ニューヨーク・ヤンキースにトレードで移籍し、2015年には自身メジャー3球団目となるマーリンズに加入。新天地では自身を慕う選手たちに囲まれ、充実感を漂わせながらプレーしている。
金字塔を目前にしたイチローは様々な苦難を乗り越え、メジャー16年目にして史上30人目の高みにたどり着こうとしている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi