【名珍場面特別編】羽生結弦に敬意 3位選手の“日の丸手持ち掲揚”に海外感動「キーガンを尊敬する!」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は昨年9月、フィギュアスケートのオータムクラシックで優勝した羽生結弦(ANA)に対し、キーガン・メッシング(カナダ)が行った粋な演出だ。表彰式で日の丸の旗部分を手持ちで掲揚。米記者が実際のシーンを画像付きで公開すると、海外ファンに感動が広がった。
スポーツロスに嘆くファンへ「名珍場面特別編」―メッシングの行動に海外反響
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。スポーツロスに嘆くファンへ向け、過去の様々な競技で盛り上がったシーンを「名珍場面特別編」としてプレーバック。今回は昨年9月、フィギュアスケートのオータムクラシックで優勝した羽生結弦(ANA)に対し、キーガン・メッシング(カナダ)が行った粋な演出だ。表彰式で日の丸の旗部分を手持ちで掲揚。米記者が実際のシーンを画像付きで公開すると、海外ファンに感動が広がった。
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王者に対する敬意が行動となって表れた。表彰式。優勝した羽生を称え、国歌が流される。その時だった。3位のメッシングが動いた。台の後ろに立てられていた国旗の旗部分を持ち、さっと日の丸を広げ、手持ちで掲揚したのだ。羽生は台を降り、メッシングが掲げる国旗に向かい、頭を下げて国歌を聞いた。互いの国と選手に対するリスペクトが表れる心温まるシーンだった。
米名物記者のジャッキー・ウォン氏は、会場内のビジョンに写った実際のシーンを画像付きで公開。「キーガン・メッシングがユヅル・ハニュウを称え、君が代演奏中に日本国旗を持ち上げたシーンは過去最高にキーガンなことだった」とつづると、目の当たりにした海外ファンからも感激の声が続々と上がった。
「キーガンはピュア」「キーガン、なんてナイスガイなんだ!」「まさしく。本当にグッドガイだね」「キーガンを尊敬する」「この瞬間(涙)」「キーガンの優しい心」などと声が上がり、IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」、メッシングの母国カナダの放送局「CBC」も取り上げるなど、大きな反響を呼んでいた。
カナダへの日本移民第1号の永野万蔵を高祖父に持つメッシング。米スポーツ専門局「NBCスポーツ」によると、本人は「正直、本当に咄嗟に体が動いたんだ。国歌を流すアナウンスがあった時、国旗の準備ができていないことに気がついた。でも、もし自分があの(羽生の)立場だったら、国旗(掲揚)を望んだだろうね。だから、そうしたんだ」と行動の理由を明かしていた。
(THE ANSWER編集部)