フェデラー、ATPファイナルズに照準 英解説者が断言「世界NO1に到達できる」
解説者のルーゼドスキー氏は「ラファを突き放すためのトライをし続ける」と予想
スカイ・スポーツでは、元プロ選手で現在解説者を務めるルーゼドスキー氏の見解として、「ロジャー・フェデラーはテニス界で最も偉大な選手として名を残したいと望んでいると、グレッグ・ルーゼドスキーは信じている」と特集。フェデラーが2017年中にNO1になるための“青写真”を描いた。
「ロジャーはとてもクレバーだ。彼はたとえ(バーゼルとパリで)プレーしなくとも、世界NO1に到達することができる。しかし、今季すでに2つのグランドスラムを手にしている彼は、より多くのマスターズを制し、ロンドン(で開催されるATPファイナルズ)で勝利する時も実際により多くのタイトルを勝ち獲っているだろう」
記事では、ルーゼドスキー氏が“間接的”な表現ながらも、バーゼルとパリでの大会に出場し、通算獲得タイトル数を増やしてATPファイナルズに臨むと予想している。その理由として、フェデラーのスケールの大きさとナダルの存在を挙げた。
「ロジャーはいつでもより大きな絵図を描いている。歴代で最も偉大な選手として恐れるべき唯一の存在がラファだ。彼は(グランドスラム優勝数)16で、ロジャーは19だ。両者に5年間の(年齢)差がある。ラファは膝の問題があったが、今はとても健康的だ。フェデラーはラファよりもできるだけ多くのタイトルを勝ち獲り、突き放すためにトライし続けるだろう」
36歳にして今なお進化を続けるフェデラー。ATPファイナルズの結果とともに、熾烈なポイントランキング争いからも目が離せない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer