ロッテ、開幕へ毎日Zoomトレ 3年目安田尚憲は手ごたえ「楽しく張り合いある」
新型コロナウイルスの影響でプロ野球は開幕が延期中。未だ練習も制限される中にあるが、ロッテはアプリ「Zoom」を活用したトレーニングを導入して備えている。3年目の今季、レギュラー獲得を目指す安田尚憲内野手は「画面を通してでも、みなさんと一緒にトレーニングができるというのはとても楽しく張り合いがある」と好感触のようだ。
ロッテは4月下旬から毎日Zoomトレーニングを実施
新型コロナウイルスの影響でプロ野球は開幕が延期中。未だ練習も制限される中にあるが、ロッテはアプリ「Zoom」を活用したトレーニングを導入して備えている。3年目の今季、レギュラー獲得を目指す安田尚憲内野手は「画面を通してでも、みなさんと一緒にトレーニングができるというのはとても楽しく張り合いがある」と好感触のようだ。
球団は4月下旬から、トレーニングコーチなどの主導でZoomトレーニングを毎日実施。栄養学またはトレーニング講義を受けたのちに、トレーニングを開始するというカリキュラムを組んでいる。午前中に全2回の自主参加制だが、毎回10~15人が参加。ストレッチ、体幹トレ、上半身と下半身のウェートトレなど細かく区切られたサイクルで行われている。
大阪・履正社高から17年ドラフト1位で入団し、今季レギュラー獲得を狙う安田は選手寮の自室から積極参加。初めての経験だが「1つの方法としてありだなと感じました。ずっと自主練習をしている中で画面を通してでも、みなさんと一緒にトレーニングができるというのはとても楽しく張り合いがあります」と球団を通じてコメントしている。
同僚と練習する貴重な機会となっていることもあり、「アドバイスもいただけますし、ちょっとした会話をするだけでも繋がっている感じがしてみんなも頑張っているのだから、自分ももっとやろうと頑張れます。自分で考えて行うのも、もちろん大事ですけど、自分では補えない部分はみんなで一緒に行う事で出来るのだという事を改めて感じました」と練習の意義を感じていることもコメントした。
楠貴彦コンディショニングディレクター兼育成統括コメント
「この事態の中でなにが最善かを考えて、千葉ロッテマリーンズは自宅待機を続けています。球場で2日に1回の自主練習が再開された中でも『密』を避けるために、選手には厳しい制限を設けさせて頂きました。仲間同士が顔を合わすことが出来ない、トレーニングができない中で、我々はZoomを活用して、オンラインでのトレーニングや栄養、トレーニング講座などを実践しています。
始めた頃は選手たちもスマホやタブレットが上手く通じなかったり、どの様な感じかさぐりさぐりで、1日に1人だけの日がありましたが、今では多くの選手に集まってもらい毎日開催しています。安田選手は精力的に参加してくれています。真面目に一生懸命汗を流してくれている印象です。この困難な状況の中、Zoomトレーニングで鍛えた安田選手が今シーズン、ファンの皆様に勇気と感動を与えることを期待しています」
(THE ANSWER編集部)