室屋義秀、エアレース初のアジア人世界王者 佐藤琢磨も大興奮「僕らは陸と空を制した」
レース会場も公式サイトで室屋を祝福「感情的に衝撃を与えた」
会場となったインディアナポリス・モーター・スピードウェイは、公式サイトで「サトウはムロヤを激励し、レッドブル・エアレースの世界タイトルでの日本の歓喜を分かち合った」と特集。「感情的に衝撃を与えたヨシヒデ・ムロヤは歓喜の涙を拭った。歓喜に湧くタクマ・サトウは、彼自身の歓喜を再体験するかのごとく、自分のことのように腕を高く挙げた。彼ほどレッドブル・エアレースを楽しんだものはいない」と2人の様子を描写している。
大会覇者の室屋は、レース王者のみ許される「ブリックヤード」へのキスの権利を獲得。インディ500で優勝した佐藤も今年5月に同じ場所で同じことを体験しており、“運命的”な巡り合わせに想いを馳せていたようだ。
記事によれば、室屋は佐藤について「彼は内に壮大なエネルギーを秘めている。初めてお会いした時も、本当にパワフルな感情を感じた。それは多大なモチベーションを示していた」と話し、一方の佐藤も「信じられないです。私たち2人が同じ年に同じ場所でなんて! 僕は本当に今日を誇りに思う。僕らは陸と空を制してみせた」と語ったという。
2017年10月15日――。モータースポーツ界に新たな歴史が加えられた日は、人々の心に深く刻まれるだろう。