超剛腕、変則投法、飛ばし屋… “特殊能力”に秀でた一芸ドラフト候補は?
日本高校野球連盟と全日本大学野球連盟が公示していたプロ野球志望届の提出は12日で締め切られた。今年は高校生106人、大学生104人が提出。26日に行われるNPBのドラフト会議へ向け、早実・清宮幸太郎内野手の1位競合に大きな注目が集まっているが、ドラフト候補の中には“特殊能力”に秀でた一芸の逸材も多い。
157キロ右腕、長身サブマリン、外国人級スラッガー…個性あふれる逸材たち
日本高校野球連盟と全日本大学野球連盟が公示していたプロ野球志望届の提出は12日で締め切られた。今年は高校生106人、大学生104人が提出。26日に行われるNPBのドラフト会議へ向け、早実・清宮幸太郎内野手の1位競合に大きな注目が集まっているが、ドラフト候補の中には“特殊能力”に秀でた一芸の逸材も多い。
まず、投手で剛腕として挙がるのが、ヤマハの右腕・鈴木博志投手だ。最速は157キロという超剛腕。馬力という面では、今年のアマチュアNO1と言っていいだろう。磐田東から高卒3年目で、まだ20歳と若く、即戦力候補でありながら、伸びしろも感じさせる。「打高投低」と言われる今年のドラフト戦線で、本格派右腕を求める球団には打ってつけだろう。
変則フォームでおもしろいのが、専大・高橋礼投手。187センチの長身ながら、右のアンダースロー。球速も130キロ台後半をマークすることもあり、一風変わった存在だ。実力も折り紙付きで2年夏には侍ジャパン大学日本代表に選出。西武・牧田のようにオンリーワンの存在として中継ぎで威力を発揮するかもしれない。
野手に目を移して、パワーで目を引くのが、慶大・岩見雅紀外野手だ。東京六大学歴代3位の20本塁打を放ち、今秋はリーグ新の5試合連発を見舞った。まるでピンポン玉のようにボールを飛ばす規格外の右の大砲は、外国人助っ人顔負け。DHのあるパ・リーグで長打力不足な球団などにハマる可能性がある。