まさに魔球― 中村俊輔の“股抜き直接CK弾”に大反響 いまだ解けない「左足の魔法」
サッカーJ1第29節は14日、磐田が清水戦(アイスタ)に3-0で快勝した。後半には元日本代表MF中村俊輔がCKを直接決めるスーパーゴールが誕生。驚愕のゴールシーンをJリーグYoutubeチャンネルも紹介すると、ファンに大反響が広がっている。
元日本代表MF、39歳にして衰えない技術…曲がり落ちる“魔球”で直接CK弾が炸裂
サッカーJ1第29節は14日、磐田が清水戦(アイスタ)に3-0で快勝した。後半には元日本代表MF中村俊輔がCKを直接決めるスーパーゴールが誕生。驚愕のゴールシーンをJリーグYoutubeチャンネルも紹介すると、ファンに大反響が広がっている。
背番号10の左足の魔法は、いまだ解けない。1-0で迎えた後半17分だった。中村は右サイドで得たCKのキッカーに立った。降りしきる雨の中、ゴール前を確認。そして、左足を振り抜く。ケアが甘いニアを狙って蹴った低く鋭いボールは、急激なカーブを描きながらゴール前へ。次の瞬間だった。
あまりの変化に対応しきれず、相手ディフェンスがクリアし損ね、股を抜かれる形になった。予期せぬ形にGKも反応できず、ゴールに吸い込まれた。スタジアムは大歓声。がっくりとうなだれる清水イレブンに対し、磐田は殊勲の中村を中心に歓喜の輪を作り、喜びを爆発させた。
まさかの“股抜き直接CK弾”をJリーグ公式Youtubeチャンネルも動画付きで紹介。VTRで紹介された中村の技術で、何よりも特筆すべきはボールの変化だ。ゴールに向かって強烈に変化するカーブはもちろん、相手がクリアする寸前で急激に落ちているように見える。
もちろん“股抜き”は相手のミスによって生まれたものだが、魔球ともいうべき変化が誘発し、直接CK弾の要因となったといえるだろう。39歳にして衰えることがない天才レフティーのテクニック。3-0で快勝した試合の中でも、ひと際、輝いていた。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer