暴走寸前から奇跡のサヨナラ生還― 「小さな巨人」の“9.9秒の神走塁”に米騒然
米大リーグのリーグ優勝決定シリーズは14日(日本時間15日)、アストロズが2-1のサヨナラでヤンキースを下した。劇勝を呼んだのは「小さな巨人」の“9.9秒の神走塁”だった。米FOXスポーツなどが決定的瞬間を公式ツイッターで紹介し、ファンに衝撃が広がっている。
一塁走者アルトゥーベ、暴走寸前&予測不能な走塁で奇跡のサヨナラ生還…米ファン熱狂
米大リーグのリーグ優勝決定シリーズは14日(日本時間15日)、アストロズが2-1のサヨナラでヤンキースを下した。劇勝を呼んだのは「小さな巨人」の“9.9秒の神走塁”だった。米FOXスポーツなどが決定的瞬間を公式ツイッターで紹介し、ファンに衝撃が広がっている。
1-1で迎えた9回裏。アストロズはヤンキース守護神チャプマンを攻め、迎えた1死一塁の好機。4番コレアが右中間にはじき返した。ここで、驚異の韋駄天を発揮したのが、一塁走者アルトゥーベだった。
打球が落ちたのを見ると、一気に加速。二塁を蹴ってグングン飛ばし、三塁へ向かった。しかし、もともと長打警戒で深めのシフトを敷いていた右中間を破れず、右翼手ジャッジが打球に追いついた。二塁手に向かって中継したボールを投げた頃、アルトゥーベはまだ三塁手前だったが、なんと三塁も蹴ったのだ。
二塁手から本塁へ転送。暴走か――。誰もがそう思った瞬間、ヘルメットを飛ばし、さらに加速。ホームに滑り込むと、捕手サンチェスがボールをこぼし、タッチされることなく、歓喜のホームに滑り込んだ。熱狂に包まれたスタジアム。歓喜の輪が出来上がった中で打ったコレアも走ったアルトゥーベも歓喜を爆発させた。