剛速球は必要ない― アストロズ左腕が140キロ台の“魔球”で幻惑の奪三振ショー
ヤンキースを沈黙させる快投にMLBも脱帽「彼に剛速球は必要ではなかった」
「髭を蓄えたサウスポーは徹底的にストライクゾーンの低めをつき、7イニングを無失点に抑えた。コーナーに決まる2シームに打者は面食らっていた。2シームだけじゃない。カイケルはスライダーも駆使した。(打者は)スイングを試みても結果は伴わない」
アストロズのエースは、今季は23試合に登板して14勝5敗だったが、レギュラーシーズンでは2桁奪三振のゲームはゼロ。リーグ優勝決定シリーズの大舞台で最高のパフォーマンスを披露し、MLB公式サイトは「彼に剛速球は必要ではなかった」と記している。
“奇跡の3連勝”で勝ち上がってきたヤンキースの勢いを止めるには、完璧なまでの奪三振ショーだった。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer