米国各地の「都市封鎖」抗議デモ テニス・元世界1位が指摘「隔離を延長させるだけ」
男子テニスの元世界ランク1位アンディ・ロディックさん(米国)がツイッターを更新。新型コロナウイルスで深刻な状況にある母国では、感染拡大の影響で封鎖措置が取られているが、テキサス州など経済活動の再開と仕事復帰を求める抗議活動が続出。この状況に元世界1位は「叫んでもウイルスを止めることはできない」と言及している。
経済活動の再開求める抗議活動、アンディ・ロディックが呼び掛け「他人を守ろう」
男子テニスの元世界ランク1位アンディ・ロディックさん(米国)がツイッターを更新。新型コロナウイルスで深刻な状況にある母国では、感染拡大の影響で封鎖措置が取られているが、テキサス州など経済活動の再開と仕事復帰を求める抗議活動が続出。この状況に元世界1位は「叫んでもウイルスを止めることはできない」と言及している。
感染者が増え続ける米国。外出制限が続いているが、経済活動の停止が長引けば生活していけない人も少なくない。失業者も増える中、政府の対応への抗議として、テキサスのほか、ミネソタ、ミシガン、バージニアの各州都などでもデモが起きた。米紙「ニューヨーク・タイムズ」のマニー・フェルナンデス記者が、抗議活動の動画をツイッターで公開。ロディックはこの投稿を引用しながらメッセージをこうつづっている。
「僕の故郷、テキサス州オースティンの光景だが、見るに堪えない。このような行為は隔離を延長させるだけだ。正しい方法で状況を改善させ、他人を守ろう」
動画内では大勢の人が声を上げて抗議している。ロディックは「叫んでもウイルスを止めることはできない。私は医師と科学を信じています」と続けた。かつてロジャー・フェデラー(スイス)らと世界トップの座を争った名選手は、持論を投げかけているようだ。
(THE ANSWER編集部)