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【甦るラグビーW杯】「日本の旅はなんて素晴らしかったか」 失意のアイルランド司会者が綴った“日本愛”

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回はアイルランド公共放送の人気女性司会者が発信した粋なメッセージ。無念の8強敗退で帰国する際、滞在中の思い出を振り返る写真とともに記した日本への思いとは――。

ラグビー日本代表とアイルランド代表【写真:Getty Images】
ラグビー日本代表とアイルランド代表【写真:Getty Images】

新型コロナ禍の今こそ「ONE TEAM」に―ラグビーW杯の名珍場面を連日回想

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くのスポーツイベントが延期、中止を余儀なくされている。日本が元気を失いかけている今、振り返りたいのが昨秋のラグビーワールドカップ(W杯)だ。グラウンド内外で様々なドラマが生まれた大会の名珍場面を「甦るラグビーW杯」としてプレーバックする。今回はアイルランド公共放送の人気女性司会者が発信した粋なメッセージ。無念の8強敗退で帰国する際、滞在中の思い出を振り返る写真とともに記した日本への思いとは――。

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 1か月に渡るラグビー強国の戦いを日本から発信したのはアイルランド公共放送「RTEスポーツ」で司会を務めるジャッキー・ハーリーさん。準々決勝でニュージーランドに敗れ、敗退が決まった後、自身のツイッターでは9枚の“思い出写真”を公開した。

 歌舞伎メークの日本人ファンと撮った記念写真を中心に、飲食店で瓶ビールでお酒を楽しんだり、東京タワーをバックに公道をカートで走ったり……。ピッチ上で戦う選手たちももちろんのこと、印象的なシーンを公開するとともに、日本愛をつづった。

「ラグビーは私たちの思うようにいかなかった」と失意の思いを明かしたハーリーさん。「それでも、日本の旅はなんて素晴らしいものだったか。ファンタスティックな人々、アメージングなカルチャー。また戻ってきます」と日の丸の絵文字を2つ重ね、大会期間中に触れ合った日本の人々と文化を称賛した。

 大会開幕時には世界ランク1位で優勝候補と評価されたアイルランド。9月28日の「静岡の奇跡」と呼ばれた日本戦で、よもやの12-19で黒星を味わい、A組2位通過に。19日の準々決勝で3連覇を狙うニュージーランドに14-46で敗れたが、ハーリーさんにとっては日本で思い出深い時間が過ごせたようだった。

 来日した海外メディアが日本文化を次々に発信し、話題を集めていた今大会。チームとともに帰国したアイルランド報道陣も日本愛に目覚めた様子だった。今後、日本大会が世界的ビッグイベントの成功のモデルケースとして、高く評価されることになるのかもしれない。

(THE ANSWER編集部)


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