東京五輪延期によって、ウッズが受ける“恩恵”とは？

　今夏に予定されていた東京五輪は1年の延期が決まったが、これが追い風となる選手もいる。ゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズ（米国）もその一人だという。五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」が「タイガー・ウッズの東京2020への夢はまだ生きている」と題して特集を組んでいる。

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「東京五輪出場へ、タイガー・ウッズには猶予が与えられているようだ」

　こう書き出された記事では、五輪が来夏へ延期となったことで、ウッズが新たなチャンスを得る可能性に言及している。

　昨年4月のマスターズで自身15度目のメジャータイトルを手にし、10月にはPGAツアー通算82勝目を挙げ、完全復活をアピールしたウッズ。記事によると、82勝目を挙げたトーナメントで「国を代表して戦えることは光栄だ」と五輪を見据えたコメントを発していたという。

　世界ランク15位以内は各国・地域で最大4人が五輪の出場権を獲得する。米国から現在4人の派遣が可能だが、最新の世界ランクでウッズは11位。米国選手では7番目だ。新型コロナウイルスの影響で各国のツアーが中止、延期状態となり、現在のランキングは凍結状態だが、もし仮に今年東京五輪が行われていたなら、上位4人に入るのは難しかっただろうと、記事では分析している。