歴史的悪質行為 タイソンの“耳噛み事件”決定的瞬間をWBC復刻「史上最も奇妙な時」
ボクシングの歴史でこれほどインパクトを与えた試合は珍しいだろう。1997年6月のWBA世界ヘビー級タイトルマッチ。マイク・タイソンとイベンダー・ホリフィールド(ともに)の一戦だ。タイソンは3回に相手の耳をかみちぎり、3回終了失格負け。当時の動画をWBC公式インスタグラムが公開すると、ファンから「この戦いはワイルドだ!」と再び反響が集まっている。
タイソンの23年前愚行を復刻、耳を食いちぎられたホリフィールドは悶絶
ボクシングの歴史でこれほどインパクトを与えた試合は珍しいだろう。1997年6月のWBA世界ヘビー級タイトルマッチ。マイク・タイソンとイベンダー・ホリフィールド(ともに米国)の一戦だ。タイソンは3回に相手の耳をかみちぎり、3回終了失格負け。当時の動画をWBC公式インスタグラムが公開すると、ファンから「この戦いはワイルドだ!」と再び反響が集まっている。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
歴史的珍事が起きたのは突然だった。3回にクリンチで絡み合った両者。タイソンの顔がホリフィールドの横顔に接触した次の瞬間だ。ホリフィールドが急に跳び上がり、レフェリーが怪訝な顔で確認する。観衆には何が起きたのかわからない。リング奥に映るファンもキョトンとしている。ここでレフェリーは試合を中断した。
ホリフィールドは相手に背を向け、ロープに向かって歩き出す。しかし、タイソンが追いかけて背中から突き飛ばした。舌なめずりをする野獣タイソン。なんと右耳の外側部分2センチを食いちぎっていたのだ。ドクターチェック後に再開したが、今度は左耳にもかみついて同回終了と同時に失格負け。この動画公開したWBC公式インスタグラムは「ボクシング史上最も奇妙な瞬間:“耳噛み”ファイト」と記している。
歴史的なラフファイト。投稿のコメント欄にはファンのコメントが集まっている。
「ホリフィールドはあの夜、何度も頭突きをくらわせていた。タイソンの行動はフラストレーションから来ているんだろう」
「タイソンは史上最もおっかないヘビー級ボクサーだ」
「頭突きに腹が立ってか、それともホリフィールドを倒せないと思ったから噛みついたのか、どちらなのか」
「マイク・タイソンは怒っていたのではなく、勝利に飢えていただけだ」
「明らかにホリフィールドの頭突きとエルボーが原因だ」
「この戦いはワイルドだ! そしてタイソンには悪意があるな!」
23年前の衝撃は今なおファンの脳裏に刻まれているようだ。
(THE ANSWER編集部)