羽生結弦、貫録の“世界最高バラ1”を海外識者が称賛 「誰とも比較不可能な選手」
フィギュアスケートの五輪連覇王者の羽生結弦(ANA)。2月の4大陸選手権(韓国・ソウル)の男子ショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点となる111.82点をマークし、合計299.42点で初優勝を飾った。2年ぶりに披露した名プログラム「バラード第1番」を演じたSPについて、欧州の識者が回想。「なぜ彼が誰とも比べることのできない選手なのかを示す素晴らしい機会だった」と絶賛している。
イタリアの解説者アンべーシ氏、2月の4大陸選手権で演じたSPを振り返る
フィギュアスケートの五輪連覇王者の羽生結弦(ANA)。2月の4大陸選手権(韓国・ソウル)の男子ショートプログラム(SP)で世界歴代最高得点となる111.82点をマークし、合計299.42点で初優勝を飾った。2年ぶりに披露した名プログラム「バラード第1番」を演じたSPについて、欧州の識者が回想。「なぜ彼が誰とも比べることのできない選手なのかを示す素晴らしい機会だった」と絶賛している。
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五輪連覇王者が、新たな伝説を作った瞬間だ。リンクに響くピアノの旋律、「バラード第1番」のメロディーとともに羽生は滑り出す。冒頭の4回転サルコーを完璧に決めると、4回転―3回転の連続トウループに着氷。ステップ、スピンもオールレベル4を獲得する質の高い演技を披露し、後半の3回転ジャンプも抜群の高さで決めた。
羽生が叩き出した得点は「111.82点」。圧巻の世界歴代最高得点に場内は大歓声となった。羽生はフリーで187.60点を記録し、そのまま初優勝。ジュニア&シニアの主要国際大会を完全制覇する「スーパースラム」という男子初の快挙を達成した。
この演技に再び注目したのは、ユーロスポーツのイタリア人解説者マッシミリアーノ・アンベーシ氏だ。自身のツイッターで羽生の演技を回想。当時のSPの動画を投稿し、こう絶賛している。
「ユヅル・ハニュウの4大陸選手権での世界新記録樹立は、過去、現在、そしておそらく将来にわたって、なぜ彼が誰とも比べることのできない選手なのかを示す素晴らしい機会だった。単にGOAT(史上最高)なだけでなく、まさに本物の“ゲームチェンジャー(流れを一変させる人物)”だ」
3月に開催予定だった世界選手権は新型コロナウイルスの影響で中止に。結果的に4大陸選手権が今季最後の演技となったが、海外で今も衝撃は残っているようだ。
(THE ANSWER編集部)