体が動かせないなら心を― テニス界の“鉄人”がジュニア向けセミナーを開催するワケ
こんな時だからメンタル強化を―「僕も若い頃は自滅が多かった」
「テニスはメンタルのスポーツとも呼ばれます。僕も若い頃は試合中にイメージ通りのプレーやショットが決まらず、イライラして自滅することも多かった。メンタルが大事と言われながらも、強化する機会や時間は少ない。こういう時だからこそ、メンタル強化です。ジュニア世代の選手だけではなく、親御さん、指導者から申し込みを頂いています。参加費は無料に。安全を確保しながら、普段トレーニングできないメンタルのコーチングをしたいと思っています」
こう力説した松井。今回のセミナーの概要も説明してくれた。
「試合中にイライラする場面で実際にどうするか。自分がうまくいかない時の対処法。試合前日の準備。普段の練習でどんな準備をするか。僕の経験談だけではなく、女子のプロ選手、メンタルトレーナーも参加して、質疑応答の時間も設けています」
感染拡大防止策の一環で、公営のテニスコートのみならず、テニスクラブも一時閉鎖となり始めている現状。松井は次代の日本テニス界を背負う子供たちに、メンタル強化のチャンスに変えてもらいたいと願っている。
【メンタルアカデミー】
2020年4月4日午後2時開始予定。定員100名
参加者:松井俊秀、秋山みなみ、大津信亮。スマートフォンで参加時にはアプリ「Zoom」のインストールが必須。
(THE ANSWER編集部)