新型コロナウイルスによる肺炎で亡くなった志村さんをアスリートが追悼

　コメディアンの志村けんさんが29日夜、新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった。70歳だった。お笑い界を長らく盛り上げてきた志村さんの訃報に日本中がショックを受ける中、アスリートも続々と追悼のコメントを寄せている。

　女子レスリングで五輪3連覇を含め世界大会16連覇を成し遂げた吉田沙保里さんは「小さい頃からバカ殿を見て、たくさん笑顔をいただきました。そして番組で志村さんと共演させていただいた時には、とても優しくしていただきました。本当に悲しくてなりません。志村さんのご冥福をお祈り致します」と自身のツイッターにつづった。

　米大リーグ、カブスのダルビッシュ有投手はツイッターで「信じられない。。ご冥福をお祈りします。。」と訃報のニュースをリツイートした。

　2016年リオデジャネイロ五輪陸上男子400メートルリレー銀メダルの桐生祥秀（日本生命）は、自身のツイッターで「志村けんさんを数年前嫁と町でおみかけし、小さい頃からバカ殿様を見ていたので声をかけさせていただきました。その時に嫁も握手をしていただき多分自分に気付いておられなかったと思うのでいつかテレビで共演させていただいた時にお礼を伝えたかったですありがとうございました。ご冥福をお祈りします」と追悼した。

　バドミントン女子の奥原希望は「自分の大切な人が亡くなってからでは遅い。。。他人事ではない。自分は無症状だから大丈夫ではなく、菌を持っているかもしれないという自分を疑う心！　を私達の世代も含め1人1人が自覚しなければならない。志村さん　ご冥福をお祈り申し上げます」と志村さんを偲び、新型コロナウイルスへの対応の徹底をツイッターで呼び掛けた。

　リオ五輪の体操男子の種目別跳馬で銅メダルを獲得した白井健三は「パンくんはどうなるの？　『大丈夫だぁー！』じゃなかった。。そんな会話が自分の周りで当たり前に飛び交う程大きな存在。みんなの心に響き、みんなの中で生きている。これほどまで他人に影響を与えられる人生を自分も送れるようになりたいと思った。ご冥福をお祈りいたします」と存在の大きさを実感していた。