そんなところで練習するの!? 自宅隔離のクライマー、アイデア“家具トレ”に米誌注目
新型コロナウイルスの被害が世界で拡大している。感染防止のため厳しい制限が課される地域のアスリートは、限られた練習環境で努力をしているようだ。東京五輪で新種目となったスポーツクライミングの選手は、家の中のあらゆるものを使ってトレーニングを続けていると米メディアが伝えている。
東京五輪の新種目スポーツクライミング、海外選手の練習が話題に
新型コロナウイルスの被害が世界で拡大している。感染防止のため厳しい制限が課される地域のアスリートは、限られた練習環境で努力をしているようだ。東京五輪で新種目となったスポーツクライミングの選手は、家の中のあらゆるものを使ってトレーニングを続けていると米メディアが伝えている。
クライマーだからこその練習環境だ。家の中、階段の後ろ側を手の力のみで登っていく女性。上部まで行くと、今度は手すりにつかまって逆上がりだ。その後、わずかな凹凸がある岩壁に移動。花瓶や壺がおかれている場所も、一度も地面につかず四肢の強さで横に移動した。
米国のクライマー、ブルック・ラブトゥの家の中での練習を動画付きで紹介したのは米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版。「五輪のロック・クライマー、都市閉鎖の中でクリエイティブな試み」と題し、こうした家の中でも鍛錬を続ける選手としてラブトゥのほか、ワールドカップ5度制覇のステファノ・ギゾルフィ(イタリア)について紹介している。
記事によると、新型コロナウイルス感染拡大前、27歳のギゾルフィは自身を含め4人で五輪代表の座を争う状況にあった。ただ、ギゾルフィの在住するイタリア北東部のアルコ村は、イタリア国内でも特に感染拡大の酷かった地域。現在は、バルコニーに出ることはできるが、屋外でのランニングなどは厳しく制限されているという。