“9.98秒男”桐生祥秀、「速すぎる」練習動画が話題 「国体リレーにむけて」気合十分
陸上の男子100メートルで、日本選手初の9秒台となる9秒98をマークした桐生祥秀(東洋大4年)が4日、インスタグラムで練習動画を公開。「国体リレーにむけて」とつづり、8日に行われるえひめ国体(ニンジニアスタジアム)の400メートルリレーに向けて静かに闘志を燃やしている。
滋賀県の400mリレーメンバーとして出場するえひめ国体を控え、力強い走りを披露
陸上の男子100メートルで、日本選手初の9秒台となる9秒98をマークした桐生祥秀(東洋大4年)が4日、インスタグラムで練習動画を公開。「国体リレーにむけて」とつづり、8日に行われるえひめ国体(ニンジニアスタジアム)の400メートルリレーに向けて静かに闘志を燃やしている。
桐生は4日夜にインスタグラムを更新。シンプルに一言、「国体リレーにむけて」と添えられた動画には、練習とは思えないほどの力強いスタートダッシュからぐんぐんと加速していく姿が収録されている。その後直線途中で減速しており、全距離をフルスピードで走っているわけではないが、ファンからは「速すぎ」「早送りしてるみたい」「気合十分」といった声が挙がり、その迫力からは仕上がりの良さがうかがえる。
9秒98の日本新記録を樹立した日本学生対校選手権(福井県営陸上競技場)終了後、“日本最速の男”として迎える初の大会はえひめ国体。滋賀県彦根市出身の桐生は、「滋賀県」の400メートルリレーメンバーとして出場予定だ。
同大会においては、和歌山開催の15年に滋賀を初の決勝進出に導き、決勝でも会場を沸かせる走りで2位に押し上げた。岩手開催の16年はリオデジャネイロ五輪後に調整を続けてきたが、直前に出場辞退を決断。今回が2年ぶりの舞台となる。
世界を揺るがした「9.98秒の衝撃」からおよそ1か月。100メートルとは種目こそ異なるが、桐生の走りにはより熱い視線が注がれることになりそうだ。
【桐生出場予定】
10月8日(日)
成年少年男子共通400メートルリレー 予選4組
奈良、滋賀、栃木、徳島、佐賀、宮城、山梨