中断中のNBA、選手に本拠地からの移動を許可と米報道 ただし国外は「北米のみ」
米プロバスケットボール(NBA)は新型コロナウィルスの感染拡大のため、シーズン中断中。選手は予期せぬ時間を過ごしているが、NBAから練習や移動について、新たな通達があったようだ。米メディアが伝えている。
選手へ新たな通達、個人練習やチーム施設の利用も許可
米プロバスケットボール(NBA)は新型コロナウィルスの感染拡大のため、シーズン中断中。選手は予期せぬ時間を過ごしているが、NBAから練習や移動について、新たな通達があったようだ。米メディアが伝えている。
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米スポーツ専門局「ESPN」は「NBAは選手たちが本拠地を離れることを許可した」との見出しで記事を掲載。「NBAは15日に文書をチームに通達した。現在シーズンが中断されているが、そのことについてのさらなる指示である。その内容とは選手たちが特定の条件下で移動しても良いということと、チームの全体練習の禁止を延長するということが含まれている」と伝えている。
チームを離れることを許されたという選手だが、条件は厳格なようだ。同局によると「現在、アジアとヨーロッパでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いていて、米国政府は多くの国からの渡航を禁止しているので、選手たちは北米しか移動できない」と国外への移動は限定的であることを伝えている。
また、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」などに寄稿しているシャムズ・チャラニア記者は「中断期間中にチームを離れる選手たちは、どこで何をしているのかの情報、社会との距離を取ることが求められる」「チームは選手の毎日の健康やバスケをプレーする状態をチェックする方法として、スカイプなどのテレビ電話が推奨されている」とチームを離れている間に求められることを自身のツイッターで伝えている。
なお「ESPN」の記事によると、今回の通達で個人練習は許可されたという。加えて「もし選手たちが望めばチームの練習施設を利用しても良い」と練習条件を緩和することを伝えられているという。また「チームの施設を利用する選手やスタッフは入場する前に体温測定が求められることになった。もし感染している人がいたら事前に発見しようという試みだ」とされている。
一方で、「NBAは特定のコーチに対して、ある人数の決まった選手を割り当てて、出来るだけ最少人数で練習することを推奨した。さらに選手たちの距離を取る為に、ある選手はコートで練習、ある選手はトレーニングルームでウエイトという様な練習方法が求められている」と、感染リスクには十分に気を払うように通達があったと報じられている。
(THE ANSWER編集部)