SNSで引退を報告「テニスにさよならを言うわ」

　女子テニスの元世界ランク1位マリア・シャラポワ（ロシア）がインスタグラムを更新し、現役引退を表明。4大大会5勝を挙げた“妖精”の引退に世界中から惜別のメッセージが寄せられている。

　32歳で一線を退くことを決めたシャラポワ。引退を報告するインスタの投稿に選んだのは自身の幼少期の写真だった。白のテニスウェア姿の少女。ラケットを手に物憂げな表情で、カメラに視線を向けている。現在の面影を残す、貴重な1枚だ。

　この写真にシャラポワは「テニスは私に世界を見せてくれ、自分が何によって形作られているかを教えてくれた。テニスは、自分自身を試し、自分の成長を測るための手段でもあった。だから、人生の新たなページに何を選ぶのであれ、その次の山を押し進み、登り続けるわ。テニスにさよならを言うわ」と引退を告げる報告する言葉を添えて投稿。するとファンからは惜別のメッセージが続々と集まっている。

「すごく可愛いね」
「あなたがいたから、私はテニスを始めた」
「あなたは信じられないくらい素晴らしい女性よ！」
「あなたはいつだって勝者よ」
「とても辛い選択だったでしょう。でも次の山が待っているわ。刺激的な時間もね」
「新たな冒険の話を楽しみにしている」
「今でもまだあなたのプレースタイルや魂に魅了されています。あなたのことをテニスプレーヤーとしてだけでなく、あなたという人間そのものが好きです。幸運を」

　投稿から10時間でコメントの数は1万6000件を超えた。近年は怪我に苦しんだが、一時代を築いた妖精の輝きを、ファンが忘れることはないだろう。