妻のヴァネッサさんが事故後初めて公に語る「愛しているし、寂しい」

　1月にヘリコプターの墜落事故で亡くなった米プロバスケットボール（NBA）レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアント氏と娘のジアナさんの追悼式が24日（日本時間25日）、レイカーズの本拠地ステープルズセンターで行われた。多数の現役選手、OBらが駆け付ける中、妻・ヴァネッサさんが式典で夫と娘に対する思いを語っている。

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　最愛の家族を失った悲しみは、今も癒え切ってはいない。米放送局「CBSスポーツ」によると、犠牲者を偲んで多くのファンが集まったというこの日、ヴァネッサさんは事故後では初めて、公の場でコービーらへの思いを語ったことが伝えられている。

　ヴァネッサさんはまず、涙をこらえながら娘のジアナさんに思いをはせたようだ。「彼女の結婚式のことを想像したらどれほど豪華なものだったろうね。私は彼女の孫が歩くところを見ることができないのね。結婚式で行う父娘ダンスも見られないのね」。欧米の披露宴では、花嫁と花嫁の父親が一緒にダンスを踊るのが定番。結婚した娘の晴れ姿を見られないことを嘆いたという。

　そして、20年間の結婚生活を送った夫・コービーには「ジジのことをよろしくね。私は残された家族のことを守るから。私たちは今も最高のチームよ。あなたのことを愛しているし、寂しいわ。ご冥福をお祈りします。また会う日まで、天国で楽しんでいてね」と涙声でメッセージを送ったという。

　同局によると、公開追悼式ではビヨンセ、アリシア・キーズ、クリスティーナ・アギレラらのパフォーマンスも行われ、完売した参加チケットの売り上げはコービーが亡くなる前日の1月25日に立ち上げた「マンバ・アンド・マンバシータ・スポーツ財団」に寄付されると伝えられている。