ノースカロライナ州立大がデューク大に22点差をつける歴史的勝利

　バスケットボール男子の全米大学体育協会（NCAA）の試合後に大混乱が起こった。19日（日本時間20日）、ノースカロライナ州立大がデューク大に勝利した試合で、興奮した観客がコート上になだれ込み、一面が跳ねて喜ぶ人だらけに。制御不能の事態となったこの試合について複数の米メディアが報じている。

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　会場が一瞬で“カオス”と化した。88-66でノースカロライナ州立大の勝利が決まると、本拠地のコート上は大混乱に陥った。会場の360度から、興奮した観客が「yeahhhhh!!」など歓声をあげながらコート上へ。選手の輪になだれ込んだ観客がどんどん加わり、やがてコート全面を覆いつくした。スマートフォンを片手に飛び跳ねる人々を関係者も制止できず、ただただ呆然とする、もしくはともに喜ぶしかなかった。

　大混乱の動画を、米ESPNのスポーツ情報番組「スポーツセンター」が公式ツイッターで投稿。「ノース・カロライナ州立大が6位のデューク大を倒し、コートでは嵐が巻き起こった」とつづられたこの動画は、32万再生を超える大反響となっている。

　NCAAのランキングで6位のデューク大を、60位のノースカロライナ州立大が22点差で破ったこの試合。米スポーツ専門局「ESPN」によると、デューク大にとっては今季最も点差のついた敗戦であり、ノースカロライナ州立大にとっては1965年から始まった歴史の中で「トップ10のチームに対する最大点差での勝利」だという。

　歴史的勝利により大混乱となったこの試合。試合後のロッカールームでも選手や首脳陣が飛び跳ねて大喜びするシーンがチーム公式ツイッターに投稿されるなど、興奮冷めやらぬ様子だった。