コービー“生前の願い通り”のNBA球宴 白熱展開に米感動「彼は第4Qを絶対見ていた」
今年は“コービー仕様”の新方式に、ファン感動「コービーは絶対に見ていた」
そしてコービーが亡くなって1か月も経たないうちに開催された今年のオールスター・ゲームは、新フォーマットが導入された。第3Q終了時点でリードしていたチームの合計点数に24を足した数字に到達したチームが勝者となる。24はコービーの背番号にちなんだものだった。今年の場合は第3Q終了時にチーム・ヤニスが133-124でリード。157点が試合決着までの「目標スコア」となった。
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そしてこの第4Qでリーグ屈指の名手たちが真剣勝負を繰り広げた。近年稀にみる大熱戦。第4Qではカイル・ラウリーが2つもチャージ奪えば、アデトクンボがレブロンのシュートを全力でブロックした。両チームが審判の判定に抗議し、さらにはチャレンジまで要求するなど白熱。最後はアンソニー・デイビスがフリースローを決め、「チーム・レブロン」が157-155で逆転勝利を飾った。
生前の言葉をかなえるかのように躍動した選手たち。接戦の展開が実現し、ESPNが公開した動画のコメント欄にはファンからの歓喜の言葉が寄せられている。
「コービーは天国でこの試合を見ながら誇りに思っていたと私は感じる」
「素晴らしいビデオだ!」
「今回のオールスターはこの動画の通りになったと思っている」
「NBAは正しいことをしたと思う」
「第4Qをコービーは絶対に見ていたと思う」
「プレーオフの試合のようだったよね」
「このコービーのメンタリティを愛している」
「マジでコービーが大好きだ」
会場となったユナイテッド・センターでは、3日間全て最初にコービーへの追悼が行われた。「コービー! コービー!」のチャントを聞かない日はなかった。「真剣勝負だ」――。ファンを喜ばせるために戦ったスーパースターの思いを忘れてはならない。
(THE ANSWER編集部)