コービー生前の言葉「オールスターは真剣勝負だ」、願い通りの試合でファン歓喜

　14日から16日（日本時間15日から17日）に行われた米プロバスケットボール（NBA）のオールスターは、近年稀に見る大熱戦が演じられた。1月のヘリコプター事故で亡くなったコービー・ブライアント氏への追悼の意を示す形で開催。米スポーツ専門局「ESPN」は公式ツイッターで動画を公開し、過去のコービー氏のコメントを紹介している。そこには、同氏の球宴への思いがあった。

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「思うに、オールスターゲームっていうのは少し改良しなくてはいけないと思う。だってかつては真剣勝負だった。ファンは世界中で選ばれた一戦を見たいと思っているんだ」

　こうコメントしたのは、生前のコービーだった。最近のオールスターではスターが集まるものの、試合内容にシーズン中のような激しさがなく、物足りない側面があったことを嘆かれていた。こういった状況を変えることを訴えていたコービー。動画内ではこう続けている。

「ファンはこの地球上で選ばれた選手たちによる、最高のプレーが起きるところを見たいと思っているんだ。UCLA（カリフォルニア大ロサンゼルス校）の選ばれた選手たちの方が一生懸命プレーしている。そして多くの人たちがその試合を見ている。俺の言っている意味が分かるか？　だからこそ、俺はオールスターゲームは変わる必要があると思っているんだ。俺はいつも真剣勝負が好きだ。俺は負けたくない」

　大学生の方が全力プレーを貫いていることを引き合いに、NBAオールスターにも変化を求めていた。