羽生結弦の「SEIMEI」は「氷上の戦士たらしめた」 盟友の母国も不発は予想外
2年ぶりの再演で期待大のフリー「最も高名な演技で氷上の戦士たらしめた『SEIMEI』」
このように記し、SPで112.72点という驚異の世界歴代最高点を記録したことを紹介。フリーについては「彼の最も高名な演技で彼を氷上の戦士とたらしめた『SEIMEI』に立ち返った。野心的なプログラムを心に秘めていた」と2年ぶりに再演したナンバーに高い期待感を持っていたが、ジャンプで乱れを見せた。
不発の理由については怪我の懸念を示している。
「彼の膝の違和感が低い得点に影響を与える可能性は高い」と右膝が不発の原因となったのでは分析。逆に言えば、世界を魅了した伝説のナンバーで、状態さえ万全なら本来の力で再び魅了する演技ができるという実力を認めている証しでもあるだろう。
SPでは世界新を記録したように、王者が底知れぬ力を秘めているのは誰もが認めるところ。平昌五輪を控える今シーズン、膝の問題をクリアし、本来の羽生結弦の復活を期待したい。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer