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コロナ余波がテニス界にも 中国での下部ツアー4試合中止、現役最年長ランカーも苦渋

世界的な流行を見せる新型コロナウィルス。その猛威はテニス界にも及んでおり、中国で予定されていた大会が次々とキャンセルとなった。2019年7月、41歳3か月でATP(男子プロテニス協会)の男子シングルスで世界ランク600位タイとなり、現役最年長ランカーとなった松井俊英がその影響について語っている。

松井俊英【写真:Getty Images】
松井俊英【写真:Getty Images】

選手にとってもプランニングが困難に「自分自身もどうしようと…」

 世界的な流行を見せる新型コロナウィルス。その猛威はテニス界にも及んでおり、中国で予定されていた大会が次々とキャンセルとなった。2019年7月、41歳3か月でATP(男子プロテニス協会)の男子シングルスで世界ランク600位タイとなり、現役最年長ランカーとなった松井俊英がその影響について語っている。


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「テニス界のツアーも新コロナウィルスで激震です。中国の大会が続々と中止になっているので、日程調整を余儀なくされています」

 年明けから参戦していた国別対抗戦「ATPカップ」後、現在千葉県内でトレーニングを積みながら、当初描いていた2020年シーズンのツアープランを練り直しているという。

 松井は3月から中国ツアーに参戦予定だったが、3月2日に開幕予定だったATPの下部大会曲靖市でのチャレンジャーの大会は中止に。9日開幕予定だった珠海市での大会もキャンセル。16日開幕予定の深セン市の大会、23日予定だった張家港市の大会もキャンセルとなった。4月も中国でチャレンジャーが3大会予定されているが、新型コロナウィルスの猛威が終息しなければ、大会が中止となる可能性もある。

 トップランカーを目指す選手たちにとってはツアーのプランニングが困難な状況となっているのだ。

「この時期は中国を回る予定だった男子の選手は多かったと思います。自分もそうでしたから。1つの大会でシングルスとダブルス合わせてだいたいエントリーするのは約50人。他の選手も日程面で頭を痛めていると思います。自分自身もどうしよう、ということになって……。全日本室内の後、急遽北米のツアーに参戦することに決めました。北米はまだキャンセルになっていませんから」

 12日開幕の島津全日本室内テニス選手権大会後、米国ツアー参戦の方針を明らかにしたが、プロテニス選手にとっても死活問題となっているようだ。

(THE ANSWER編集部)


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