奥原希望「なんで、このタイミングで…」 涙の棄権、女王が無理できない理由
「なんで、このタイミングで……」――。女王は悔し涙を流しながら、棄権の理由や現状を説明した。バドミントンの国際大会BWFスーパーシリーズ第8戦「ダイハツヨネックスジャパンオープン2017」は23日に東京体育館で各種目の準決勝を行っているが、女子シングルスで出場予定だった世界女王の奥原希望(日本ユニシス)は、右膝の負傷を理由に棄権した。
ヨネックスOP、準決勝を右膝負傷で棄権…リオ五輪女王マリンと激突ならず
「なんで、このタイミングで……」――。女王は悔し涙を流しながら、棄権の理由や現状を説明した。バドミントンの国際大会BWFスーパーシリーズ第8戦「ダイハツヨネックスジャパンオープン2017」は23日に東京体育館で各種目の準決勝を行っているが、女子シングルスで出場予定だった世界女王の奥原希望(日本ユニシス)は、右膝の負傷を理由に棄権した。
膝に水が溜まり、腫れている状態だという。リオデジャネイロ五輪金メダリストのキャロリーナ・マリン(スペイン)が不戦勝で決勝に進出した。奥原は、記者会見に臨み「体がダメだと訴えて来た。ケアしてもらったが、少ししか回復しない状況」と話し、悔し涙を流した。
奥原にとっても、ファンにとっても残念な形になった。奥原にとっては、8月の世界選手権で優勝した後の凱旋試合。女王として試合に臨む姿を、国内のファンに見てもらう機会だった。会場では、奥原欠場のアナウンスに対し、悲嘆のため息が漏れた。大会は19日に開幕し、20日から本戦を行っているが、休日開催は準決勝、決勝を行う23、24日のみ。大会が終盤に入り、いよいよ大観衆の前でお披露目というタイミングでの欠場となり、奥原もファンも失望は隠しきれなかった。