偽のサインが続々オークションサイトに…米レポーターが問題提起

　バスケットボールNBAの世界的スーパースター、コービー・ブライアント氏や13歳の娘・ジアナさんらが乗ったヘリコプターが26日（日本時間27日）、西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山に墜落し、全員が死亡。世界的に衝撃が広がり続けている。追悼ムードの中で、コービーの偽のサインがオークションサイトに出回っていることが判明。米放送局のレポーターは「詐欺師たちは彼の死を利用してお金を稼いでいる」と問題提起している。

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「偽のコービー・ブライアントのサインが洪水のように市場に溢れている」。こんなタイトルの記事を寄稿しているのは、ニューヨークのテレビ局WPIXのリポーター、ジョー・マウチェリー氏だ。同局のニュース番組「pix11」の公式サイト上で「世界中の多くの人々がコービーの死について嘆き続けている。その一方で詐欺師たちは彼の死を利用してお金を稼いでいるのだ」と怒りをあらわにしている。

　世界的スーパースターの突然の死。2度と手に入らないものとあって、インターネット上のオークションサイトには多数のサインが出品されているという。

「彼がプレーしていた日々の証としてサインなどの記念品を欲しがっているファンがいる中で、コービーの偽のサインがインターネット中に存在しているのだ」と同氏は現状をリポートしたうえで、サインの鑑定会社「ベケット」のスティーブ・グラッド氏のコメントを紹介している。