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世界選手権銀・銅メダルの「フクヒロ」VS「タカマツ」 勢いか、それとも意地か

追う「フクヒロ」、追われる「タカマツ」 女子ダブルス最高峰の一戦を制すのは…

 先頭を走る存在の「タカマツ」ペアを追う意識が、日本代表勢の底上げを生んでいる。特に、福島、廣田はSS第1戦の全英オープン準々決勝と、SS初優勝を果たした第3戦マレーシアオープンの準決勝で「タカマツ」ペアに2連勝中。取って代わろうとする勢いがある。

 福島が「世界ランク1位で五輪でも金メダルを獲っていて、本当に凄いと思う。でも、超えないといけないという気持ちもあるし、ライバルとして意識している」と話せば、廣田も「日本でも世界でもトップを走るペア。でも、負けたくない気持ちは、常に持っている」と高橋、松友組に敬意を示しながらも、対抗心を露わにした。

 リオ五輪で頂点に立った後の高橋、松友組は、プレー内容の追及に目を向けることで、モチベーションの維持を図っているが、高橋は「試合をやり続けることの大変さがある」と達成感を味わった後で勝利への意欲を何度も引き起こす難しさを明かしている。精神面では、向かって行く気持ちが強い福島、廣田が優位だろう。2連敗中の高橋、松友が意地を見せるのか、福島、廣田が彼女たちを上回る成績を挙げるのか、注目だ。

 ただ、廣田は保木卓朗(トナミ運輸)とペアを組む混合ダブルスでも準決勝に進んでおり、翌23日は2種目で準決勝に臨むため、疲労との戦いも強いられる。国内で実現した世界選手権の「銀・銅対決」を制するのは、果たしてどちらか。

【了】

平野貴也●文 text by Takaya Hirano


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