NBA選手たちがシューズにメッセージを記して試合に

　米プロバスケットボール（NBA）の元スーパースター、コービー・ブライアント氏や13歳の娘らが乗ったヘリコプターが26日（日本時間27日）、西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山に墜落し、全員が死亡。世界中がレジェンドを悼む中で、NBAでは多くの選手がシューズに故人の名前や背番号、メッセージを記して試合に臨んだ。米シューズ会社が選手たち履いたシューズの画像を公開している。

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　選手たちはシューズに敬意を込めた。米シューズ会社「コンプレックス　スニーカーズ」は公式ツイッターに12枚の画像を公開。色とりどりのシューズが並んだ。それぞれに「LOVE YOU KB 24」と名前の頭文字を取ったものや、名前にハートを添えたものもある。さらに「8+24 Forever」「8+24 R.I.P」とコービーが現役時代につけた8番と24番の背番号にちなんだ文字を記した選手もいる。

　米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「NBA選手たちがスニーカーでコービー・ブライアントの功績を称える」と記事を掲載。「日曜のコービーの死を受けて行われた試合で、選手たちは自身のスニーカーを用いてNBAの伝説であるコービーの功績を称えた」と紹介している。さらにレジェンドの功績についてこう説明している。

「選手としてのキャリアは20年にも及ぶが、コービーはスニーカー産業においてもアイコン的存在だった。コービーは高校からアーリーエントリーでNBA入りした際にアディダスと一度は契約したが、2003年にはナイキへ契約を変更。彼のスニーカーシリーズは、バスケットボールの歴史の中でもトップの人気を誇る物の一つであり、今もなお多くのNBAプレーヤーがコービーによってデザインされたスニーカーを履き続けている」

　記事によると、コービーモデルのシューズで試合に臨む選手も多かったという。スーパースターの偉大さを物語る光景だった。