大学バスケで全米騒然の大乱闘 両軍入り乱れに現地も戦慄「何人もが顔面を殴打」
バスケットボール男子の全米大学体育協会(NCAA)の試合で、両軍入り乱れての大乱闘が勃発した。試合終了間際のプレーをめぐって選手同士が争いあう様を、複数の米メディアが報じている。
NCAAのカンザス大VSカンザス州立大戦、ベンチ総出の大乱闘が勃発
バスケットボール男子の全米大学体育協会(NCAA)の試合で、両軍入り乱れての大乱闘が勃発した。試合終了間際のプレーをめぐって選手同士が争いあう様を、複数の米メディアが報じている。
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両軍掴み合いの騒動が生じたのは、現地時間21日に行われたカンザス大VSカンザス州立大の試合。きっかけは、81-59とカンザス大リードで迎えた試合終了間際のプレーだった。残り5秒、カンザス州立大のダフアン・ゴードンが、カンザス大のシルビオ・デ・ソウザからボールをスティール。そのままレイアップシュートを放つも、守備で戻ったデ・ソウザがボールを強烈にはじき飛ばした。
このプレーに場内が大歓声となる中、デ・ソウザがゴードンに詰め寄って何か言葉を浴びせていると、敵も味方もエキサイト。その場に集まり、コート外に流れ出る形でもみ合いとなった。殴る蹴るの応酬の中、デ・ソウザは椅子を投げつけようと頭上に掲げる姿が確認されるなど、特に興奮した様子だった。実際に椅子を投げることはなかったが、惨劇に対して実況も「これはいけない。よくない。実にひどい」と嘆いていた。
実際の動画を米スポーツ専門局「ESPN」がツイッターで投稿。「カンザス州大とカンザス大の試合、ベンチは空になった」とほぼ全員が参加した乱闘を報じた。また米放送局「CBSスポーツ」は「ぞっとする光景だった。選手、コーチ、サポートスタッフが合わさり何十人もが加わった乱闘は、身体障がい者のために設けられた席近くまで及んだ」「両軍の選手が乱闘の輪から離れようとしても乱闘が広がり、何人もが顔面を殴打された」と惨劇を表現した。
どうしてこのような大乱闘になったのか。「CBSスポーツ」は、そのきっかけはゴードンがデ・ソウザからボールを奪取したプレーにあり、ボールを奪われたことでデ・ソウザは守備に戻らなければならなくなったが、直後にプチンときてしまったようだと伝えている。