13歳“天才少女”→16歳で電撃引退→復帰2年で金メダル アリサ・リウ、一躍ヒロインの驚異的歩み
ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリーが19日(日本時間20日)に行われ、ショートプログラム(SP)3位の20歳アリサ・リウ(米国)が150.20点、合計226.79点で金メダルを獲得した。合計224.90点の坂本花織が銀メダル、合計219.16点の中井亜美が銅メダルだった。13歳で全米女王になり“天才少女”と呼ばれたリウ。その後、一度完全にリンクから離れ、復帰して掴んだ金メダルだった。

ミラノ・コルティナ五輪
ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート女子フリーが19日(日本時間20日)に行われ、ショートプログラム(SP)3位の20歳アリサ・リウ(米国)が150.20点、合計226.79点で金メダルを獲得した。合計224.90点の坂本花織が銀メダル、合計219.16点の中井亜美が銅メダルだった。13歳で全米女王になり“天才少女”と呼ばれたリウ。その後、一度完全にリンクから離れ、復帰して掴んだ金メダルだった。
会場が“リウ劇場”と化した。最終組の4番滑走で登場したリウは冒頭からダイナミックにジャンプを成功させ、アップテンポなナンバーで会場を魅了。手拍子が巻き起こり、全身で楽しさを表現するような“らしさ”満点の4分間をやり切った。空気を作り出し、完全に会場の主役に。後を滑る坂本、中井にプレッシャーをかけ、見事に逆転金メダルを獲得した。
米放送局「CBS」によると、リウは優勝後、通路を歩きながら「頭が追いつかないわ。そんなまさか」とコーチに話したという。それだけ、日本勢を逆転しての金メダルが信じられないようだ。
ヒロインになった20歳は一度、リンクから完全に離れている。
13歳だった2019年に史上最年少で全米選手権優勝。“天才少女”と注目を浴びながら、16歳で電撃引退した。名門カリフォルニア大ロサンゼルス校に進学するなど学業と重なるタイミングであったことが理由の一つ。それでもスキーをきっかけに滑る楽しさを思い出し、徐々にスケートも再開。24-25シーズンから競技に復帰した。
復帰初年度はGPシリーズ2戦、四大陸選手権では表彰台に上がれなかったが、3月の世界選手権でSP、フリーともに1位の合計222.97点。2位坂本、3位千葉を上回って優勝し、ヒロインとして復活した。そして五輪シーズン。GPファイナルで初優勝を飾ると、ミラノでも輝きを放った。
引退表明前の2022年北京五輪では7位だった。25年4月の国別対抗戦で「北京の前は、次の日も自分が氷の上にいるのかすら確かじゃありませんでした。ずっともがき続けていました。でも今は、はるかに多くの時間があります」と語っており、精神的にも大きく成長した。
金メダルを獲得し、「CBS」に対して「スタートの時、私はとても落ち着いていたの。このプログラムを通して使っている呼吸テクニックがあって、それに集中するようにしていた。できる限りスムーズに、そして全てのトランジションの時に客席のほうを見るようにしていた。それをしたら、みんなのエネルギーを感じることができた。自分のエネルギーを感じることができた」と回顧。「全てを出し尽くしたわ」と完全燃焼だった。
(THE ANSWER編集部)
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