アスリートを目指す子供にも最適 「一番栄養が詰まった食材」を見分ける方法は?
日本食といえば、春夏秋冬の四季折々で楽しめる様々な食材が並ぶ。いわゆる『旬』と呼ばれる食材の数々は、子供の健康な体づくりにも有効活用できるようだ。
「四季があること」のメリットとは
日本食といえば、春夏秋冬の四季折々で楽しめる様々な食材が並ぶ。いわゆる『旬』と呼ばれる食材の数々は、子供の健康な体づくりにも有効活用できるようだ。
日本列島は東西南北に伸びて、なおかつ海と山に囲まれた地形となっているため、それぞれの地域に根付いた食材が多い。それを生かした郷土料理も多く、飽きることなく食事を楽しめる。なおかつ季節によって変化する旬の食材は、様々な点でメリットがあるという。
サッカーJリーグの横浜F・マリノス、ラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツで栄養アドバイザーを務める橋本玲子さんは「日本人は『四季がある』ということを当たり前にとらえすぎていて、他の国と比べた際のメリットを感じていないのかもしれません」と切り出した。
「例えばシンガポールなどの赤道直下の国になると、食べられるお魚が1年中同じ、ということは珍しくありません。一方で日本は季節によってバラエティーに富んだ食材が手に入ります。その中でも昔から言われている『旬のものを食べましょう』というのは、理にかなっているのです。
旬の食材はその時期に多く出回りますし、その食材自体にも豊富な栄養素が含まれているのです。代表的なもので言えば、春と秋の2度、旬がある『初ガツオ』と『戻りガツオ』は、春にタンパク質が多くサッパリとした味わいで、秋になると脂がのるので濃厚な味わいが楽しめるんですよ。」