元Jリーガーが語る成功と失敗の分かれ目 実体験で語る、幼少期から実践すべきこと
重要な食事のバランス、体を強くするために必要なことは…
「サッカーは運動量が多く、色々な動きの要素が必要なスポーツです。フィジカルを強くすることは重要ですが、体を大きくし過ぎることにはリスクもあります。そこを食事で管理していくことになります。
例えば(リオネル・)メッシ選手や長友(佑都)選手は、身体自体が大きくなくても当たり負けしない。それは単にフィジカルトレーニングだけでなく、食事の管理がしっかりとできているからこそなんですよね」
アスリートとしての肉体を作るためには、炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素をはじめ、バランスのいい食事をタイミングよくとらなければならない。また、食事以外の生活スタイルや心構えを問われるのもプロの世界。飯田さんは幼少期から家族がサポートし、意識づけすることも大切と語る。
「食事面は、子供の頃からの積み重ねが大事になります。大きくなってからすぐに変えるのはなかなか難しい。自分もそう簡単にはできなかったですし、他にも苦労していた選手が多くいました。やはり子供の頃から食卓にバランスのとれたメニューを並べてあげることが本当に必要だと感じます」
自分のような失敗に苦しむフットボーラーが減ってほしい――。そう願う飯田さんの経験談はサッカーに取り組む子供だけでなく、見守る家族にとっても貴重な教訓となるに違いない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer