米→日の“逆輸入”戦士、加藤豪将の今 「僕の学歴は高卒」でも…困らなかったセカンドキャリアの選択肢
ボラス氏の代理人事務所から入社オファーも…目標は「ワールドシリーズ優勝」
レッドソックスの吉田正尚外野手らを顧客に持つスコット・ボラス氏など、様々な代理人事務所からも入社オファーは届いたが、最終的にはMLBで古巣のフロント入りを選んだ。今年のドラフトやトレードデッドラインの選考会議にも参加し、獲得候補の山のような映像をチェック。ジョン・シュナイダー監督からも意見を求められた。ただ、アナリストとして一番の役割は野手に対するデータ提供だという。
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「重要なことはコーチや選手にただデータを見せるだけでなく、いかにプレゼンするかなんです。声なのか、グラフなのか、数字を紙にするのか。今の若手選手はデータを紙で見せたら、自分で分析する。スプリンガーは声で言った方が伝わるタイプ。人によって響き方は違うので。でも、選手から具体的にこのデータが欲しいと言ってもらえるので、30球団のアナリストの中で自分としてはすごく楽です」
打撃と守備に関して切り出したデータをいかに活用し、成績向上に繋げてもらえるか、日々取り組んでいる。
「目標はワールドシリーズ優勝です。現役時代と今の自分で一番違うところは、勝ち負けに対するこだわりです。今は白か黒かしかない。選手の時ももちろん勝ちたかったけれど、自分のパフォーマンスもすごく大事だった。プレーしていない時の方がより勝ちたいと願うようになるというのは、自分の中で衝撃的でした」
フロント1年目の目標を笑顔で語った加藤氏。絶好調のチームの勝利に貢献することが、今の生き甲斐だ。
(THE ANSWER編集部)
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